業者オークションで、してやられた

全国各地で、毎日のように行われている業者専用の中古車オークション。新しい会場が続々オープンするほど儲かっているようですが、業者オークションで購入する際に一つ問題があります。

それは、『試乗が出来ない』ことです。
今回は、この点を衝いた悪質な業者に、してやられました。

業者オークションに出品する場合、この会場に車を持ち込んで査定を受け、買い手は会場でオークション開始前に現車をチェックすることができます。

しかし、全国の会場に足を運ぶことはできないので、ほとんどの業者がオークネットが提供しているAucNeo(会社から全国のオークション会場に参加できる専用端末)で、会社に居ながらにしてリアルタイムで入札を行っています。

当社もAucNeoを導入していて、現車を見ることなく、査定員がチェックをした査定票を基に入札を行います。

より詳細な情報が欲しい場合は、会場に待機している査定員の携帯に電話をかけ、有料で車両状態について色々教えてもらいます。査定員は、車の内装・外装を厳しくチェックしますが、機関の良し悪しは「異音あり」程度しかチェックをしません。ですから機関や足回りに関して不良な車を掴まされる可能性があります。

そして今回、走行が10万kmを超えている「メルセデス・ベンツE320ワゴン」を落札して欲しいというご依頼があり、神戸にあるCAA中部というオークション会場に出品された車両を199万5千円で落としたところ、このケースに該当しました・・・。

落札した車両は、すぐさまオークション会場から当社まで陸送されて来ます。

数日後、そろそろ届くかな・・・と考えているところに、陸送会社から「エンジンがブルブル言ってて、自走できないので、積載車に載せて持って行きます」との電話があり、「エェーッ!!」と絶句。

それからは、オークション会場のクレーム担当と何度も電話でやり取りをし、ヤナセのサービス工場で走らない原因を調べてもらったりとドタバタが続きました。

その間、オークション会場のクレーム担当に「走らない車を買った覚えは無い。オークション出品規定に『一般走行が可能な車』と書いてある。だからキャンセルさせてもらいたい。」と長時間に渡り交渉するも、不走行の原因が経年劣化によるオルタネーターの不良だと判ると「走行10万km超えの車は、オルタネーターの交換程度で直る不具合はクレーム対象外です。」とにべもありません。

確かにオルタネーターは10万km位で寿命を迎える消耗品です。自動車の発電をつかさどるオルタネーターが故障すると、バッテリーに蓄電されず、バッテリーに残っている電力を使い切れば車は動かなくなります。

出品した業者は、この不具合が発生したので、取り敢えずオークション会場まで走るようにバッテリーを充電して持ち込んだのでしょう。そして陸送時に使い切ってしまったのだと思います。10万kmを超えた車だからクレームにもならない、そして試乗なしだからすぐにはバレないと知った上で出品してきたのです。

悪い業者がいるもんです。


■ オークネット
http://www.aucnet.co.jp/

■ AucNeo(オークネオ)
http://www.aucnet.co.jp/service/

■ CAA中部
http://www.caanet.jp/

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